いつもの憶測と考察と妄想
前回 ワールドエンドヒーローズの話 - 長文用ブログ から読み進めてはない
過去の改竄が可能なのであれば、そもそも最初の隕石衝突をなかったことにさえできるのでは…?
というところに思い至って、それなんてまどマギ……と思った
イーターではない『なにか』と戦うヒーローはいるかも知れない 命を懸けなくてもいい世界かも知れない
そうなった場合、概念化するのは確実に三津木慎だろうな……と思った
ただワールド・コードはそもそも過去の改竄ができるとはいえ『アップデート』をするものなのだから、『過去に干渉する未来を掴む』ことはできても『過去を改変させる』ことそのものはできないのだろうなと思う
それほど大きな過去の改竄を行うとしたら、膨大な計算とエネルギーが必要になってしまうし、いくら天才浅桐真大でも難しいんじゃ……ないすかね……たぶん……
ただ、その妄想めちゃくちゃ楽しいね! って思ったわたしが好き勝手妄想したことを語っていこうと思う
まずイーターがいなくてリンクユニットもなくて命懸けで戦わなくていいのだとしたら、確実に星乃慧吾は生きている
そもそも地球に魂を奪われるというのが、『命を失う』ではなく『絶望による自我の消失』である以上、リンクユニットのない世界であれば物理的に死なない限り生きている
星乃一族は星乃一族としてなにかしらの力を持っている可能性はあるから、彼らの窮屈な人生はあのまま続いていくんだろうな
人造人間もワールド・コードへアクセスするために研究が進んだみたいだから、その技術も発達していないか、もしくは別の目的になるんだろうなぁ
果たして七見薔明は生まれるのか否か
問題は矢後さんなんだよ
矢後さんってずっと死の運命に付き纏われてるじゃないですか
あのひとたぶん、感性★4だから幼い頃に何度も苦しい思いして死にかけたことで血性値が高いんだと思うんだよね
間宮養護施設で証明されてしまったことが矢後勇成にも当てはまるなってずっと思ってる
でもそれって結局は『運命への干渉』であって、血性値の高さが為せる技であって、このひと大人になって血性が減少したら死ぬんじゃないか……と思ってしまうんだ
そんなひとがリンクユニットも血性の概念もない世界に放り込まれたら、たぶん、本来の寿命で死ぬ
痛みを感じない体質はきっとそのままだろうけど、気管支系の合併症に無痛症ってめちゃくちゃ無力じゃない?
鉄骨が落ちてこようが電柱が倒れて来ようがその馬鹿力でどうとでもなるけど、たぶん気管支はどうにもならない
なにをもってハッピーエンドと定義するかは人それぞれだけど、少なくとも矢後勇成が本来の寿命で死ぬことで、人生を大きく狂わせるのは久森晃人だろうなと思う
いや、どちらかといえば矢後さんに狂わされてるから元に戻るだけなのか? どうだろう、ハッピーエンドの定義は人それぞれ
ただ、久森晃人は矢後さんと出会わなければ他校のみんなと出会うこともなかったし、きっと一人で目立たないように学校生活を送っていたんだと思う
それは確かに久森晃人にとっては平穏なのかも知れない 平和で何事もない普通の日常だったかも知れない
でもそうやって矢後さんと出会わずに生きていたら、神様に出会うことなく隠れて生きていたら、あの子は誰にも肯定されることのない人生を送っていたんだろうなと思う
あの子が矢後さんと出会ったことで手に入れたのは、『否定されない自分自身』と、『肯定してくれる誰か』と、『賑やかな日常』なんだよね
それは矢後さんのことでもあるし、風雲児のみなさんのことでもあるし、他校の仲間のことでもある
たとえリンクユニットもヒーローもいなくても、『無痛症の矢後勇成』と『未来視を持つ久森晃人』が出会ってさえいれば、それだけで久森晃人の人生は救われる
まぁ本人は文句ばっかり言ってるけどね でも誰にも認識されずに生きようとするよりは、自分自身の能力を否定して生きるよりは、ずっとずっと救いだと思うんだ
だからきっと、矢後勇成が本来の寿命で死ぬことで、久森晃人の人生は救われない
5章進めたいんだけど咀嚼期間が欲しい 時間がない
明日(もはや今日)の更新に追いつくのは無理だから、せめてフィナーレを迎えるときには先輩指揮官のみなさんと一緒にザワつきたいな……!