どちらが良い悪いという話ではなく、元々ヒロアカにずぶずぶしてる人間がワヒロをプレイしてみた感想です
前回の記事でもちらっと触れてるので読んでもらうとちょっとだけわかりやすいかも知れない
先輩指揮官の指導の元、
1章→2章→伊勢崎サイド→志藤イベスト→戸上イベスト
の順にプレイ済みです これから3章入ります
志藤くんと戸上くんのイベスト読んで、薄々感じてはいたことを無理やり腹の底に落とし込んで諦めたから、せめて言語化だけは諦めたくないなと思った
当たり前のことだけど、ヒロアカとワヒロは世界観からして全然違う
わかってはいたことだけど、『ヒーロー』と『高校生』という単語に、両作品の類似性を見出していたことは否めない
そしてわたしはヒロアカの方を先に履修していたし、さらに言えば履修どころかずぶずぶと沼に浸かっている
だから、『命懸けで戦うヒーロー』が、『高校生である未成年』が、その世界や政府や大人たちに守られることは、当然の義務であり権利だと、たぶん、そう思っていた
だからこんなにも、顔を覆って泣き喚くほど、ワールドエンドヒーローズの世界に嘆いている
『僕のヒーローアカデミア』は、タイトルにアカデミアを冠しているくらいなので、高校生といえば『ヒーローの卵』でしかなく、それは『育てるもの』であり『守るもの』であり、『未来を担う子どもたち』の話、なんだよね
だから学生たちを大人が監督し、指導して正しい方向へ導くため守っている
だけどワールドエンドヒーローズはそうじゃない 高校生は『卵』なんかじゃなく、もう立派な『ヒーロー』なんだと思った
ヒーローはどうして『少年』でなければならないのか、その辺についてをわたしは知らないけど、おそらくリンクユニットやら血性やらの関係で、どうしても『少年』である必要があるのだろうと思う
だから高校生たちが戦っている この世界ではそうせざるを得ないから
それでも学生である彼らが、未熟な未成年で高校生である彼らが、どうしてこうも矢面に立たなければならず、それを守ってくれる大人がいないのか
それは世界の問題ではなく、この世界の大人たちの問題だと、ずっとそう憤っている
戸上くんのイベントね、ものすごく憤ると同時に、この世界に対する諦めのようなものを抱えてしまった
『血性』を持った少年たち 街を守ってくれるヒーロー その存在に対して、大衆はあまりにも無神経なのだと思う
『特別な人たち』や『才能を持った者』、『一般人とは違う』、そういったレッテルを貼って、市民である自分たちとは違う場所に置こうとしている
現実世界だってそう、芸能人やスポーツ選手、有名になるいろんな人を、きっと普通に生きる人たちは『違う世界に生きている』と遠ざける
それと同じことを、この世界の市民は抱いている
その善悪について問うともはや人間心理や哲学の話になってしまうので、大衆意識についてどうこう言及する気はないのだけど、ただ、それを向けられているのがすべからく『高校生』であるという事実には、誰か気付いてくれと思った
批判も心ない噂も、表に立つものとして避けられない民衆娯楽になってしまうのかも知れない
だけど彼らはスポーツをしているわけでも、芸能に携わっているわけでもない
『高校生』が、『命懸け』で、『世界を守るため』に、ひいては市民であるあなたを守るために、戦ってるんだよ
大衆意識の悪意については、ヒロアカの爆豪勝己をひどく思い出した
彼がヒーローらしくないと批判されたとき、彼の担任である相澤先生が、その心ない言葉を勝己への信頼と共に跳ね除けてくれた
あの子がデクくんと私闘をした後だって、オールマイトが「大人の責任」と言って、相澤先生が「それでも罰は受けてもらう」と、二人共を叱責した
そういう成長の機会を、間違いを正してもらえる機会を、あの世界はたくさん用意してくれている
心ない人間も悪意を持った人間だってたくさんいるけど、それでも高校生を守り育ててくれるちゃんとした大人がたくさんいる
ワールドエンドヒーローズの世界には、そういう大人がどこにもいないの?
指揮官はなにをしているの、ALIVEはなにをしているの、それとも『高校生』である彼らを守れないほど、指揮官が所属する組織は脆弱なんだろうか
『ヒーロー』が表に立つことは仕方がない、それはヒロアカの世界だって同じこと
だけど高校生は、学生はきちんと守られるべきだと、なんのためにモラトリアムがあるのか、この世界に『高校生』という概念があることについて、嘆かずにはいられない
ヒロアカの相澤先生は『先生』だから、生徒を守る立場と機会に恵まれた
それは義務とも言えるほど当然のことで、先生の言葉が世間というものに影響を与えたことについては、相澤先生の技量だと思っている
あんなふうに守れたらかっこいいけど、でも、じゃあ、ワヒロの世界の『ヒーロー』って、高校生って、誰が守るの?
担任の先生が『ヒーロー』のしたことに口を出せるの? 責任を取れるの?
指揮官はどういう立場なの? 指揮をするだけの同僚でしかないの?
ALIVEはヒーローたちの責任者じゃないの? 組織として確立してヒーローたちを支援してるんじゃないの?
ヒロアカほど『人気商売』と言われる立場じゃなくても、避難が遅れる事態になるほどヒーローの言動が世間に影響を与えている
だったらそれを守るための機関でなければいけないんじゃないの、ALIVEは
育てて支援をしているのなら、その責任もちゃんと取ってよ
はーーーーーーーーーもうずっと『この世界の大人』に憤りすぎて疲れちゃった
でもワヒロの世界は守ってくれる大人がいない、そういう世界でこの子たちは生きている
世界がそうなのだから仕方がない、この世界で生きるしかない、そう無理やり飲み込むことしかできないんだと思いました
だからこそ、この世界にこそ北村倫理は必要だと思った
北村倫理のことは地下牢に閉じ込めたいけど、それは北村倫理が個人感情としてその正義を振りかざすのはあまりにも危険だと思ったからなんだよね
北村倫理はその概念を、志藤正義に掬い上げられるべきだと思う
それを為すべきはきっと北村倫理ではいけない 本来であれば星乃慧吾であった方がよかったのかも知れないとも思う
でも、星乃慧吾はもうこの世界にはいないみたいだから 星乃慧吾を継ぐつもりで生きている志藤正義にこそ、その概念を掬い上げられるべきだと思った
きっと北村倫理は嫌がるだろうけど
でも、この世界は変えていかなきゃいけない 大人が情けなくて本当に申し訳ない気持ちになるけど、変えられるのはきっと、『ヒーロー』である、当事者である少年たちにしかできないことなのだと思う
そう思うことでしか、この憤りを、この世界のシステムを飲み込めないわたしを許してくれ
悲しいので最後に推しの話をします!!!!!!!!!
ヒロアカの推しは轟焦凍!!エリート街道まっしぐらのガンギマリ天然半分野郎お坊ちゃんだよ!!!!!!家庭に問題があります!!!!!
ワヒロの推しは久森晃人!!自称一般人なのに不良高校で副長と慕われている未来視のできる健気な男の子だよ!!!!家庭で問題があります!!!!
さて、3章少し進めたら寝ようかな